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INFO:
管弦楽器も同様ですが、やはり楽譜のダイナミクス(強弱記号)にとらわれすぎることなく、そのシーンがどんな音楽を求めているのかを感じ、必要ならばその記号を上下に超えることがあっても良いということを知ることは、やはり非常に大切であると感じます。そしてアオフタクトの扱いや拍子における強拍の意義などは、打楽器だからこそ意識を高く持ちたいところです。例えばロールがある場合、そのロールで何を表現したいのかを奏者は自由に提示すべきです。それを聴いて指揮者が気に入らなければ、ニュアンスの変更をお願いしてくると思います。まずは何かを提供してみること。これとっても大切です。バスドラム奏者が和声法を勉強し始めたら、これはもう地球がひっくり返るほどに異次元の音楽作りへの第一歩であります。何より曲に締まりをもたらせてくれ、音楽に命を吹き込んでくれるのがパーカッションパートです。皆さんなくして没入できる芸術音楽はあり得ないのです。 吹奏塾 in 大阪(新大阪KOKOPLAZA) 楽曲:「マーキュリー」ヤン・ヴァンデルロースト作曲(Mercury u002F Jan Van der Roost)